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レーザー脱毛と放熱基板材料の役割

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ヒートシンク/ 2018/06/19

最近は女性だけに限らず、男性も無駄毛の処理を行う人が増えているようですね。いわゆる脱毛というものになりますが、その方法は様々あるようです。今回は、半導体レーザーダイオードを使用した医療レーザー脱毛と、その装置で活躍している放熱材料のお話しです。

1.脱毛について

脱毛の種類は剃毛や毛抜きが一般的ですが、ほかにはワックス脱毛、医療レーザー脱毛、ニードル脱毛などがあるようです。
ワックス脱毛は、毛と接着するワックスを皮膚に塗り、それをはがすことによって、毛を毛根から取り除く方法で、しばらくするとまた毛が生えてきます。
医療レーザー脱毛は、黒又は茶色に反応するレーザー光をあてて毛根組織にダメージを与えて脱毛する方法のようです。
ニードル脱毛は、毛穴に針を刺し、電流と高周波熱で毛乳頭を焼く事で組織を破壊し脱毛する方法のようです。
ワックス脱毛は、痛みが気になりますし、またしばらくすると毛が生えてくるようなので、あくまで一時的に脱毛したい人向きですね。
ニードル脱毛は、施術する人の技術力の差が影響する場合もあるという話もありますから、なかなか勇気がいるかもしれません。

2.レーザー脱毛について

レーザー脱毛について
レーザーは英語表記「LASER」となります。
これは、Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation の頭文字を取った造語だそうで難しいように思いますが、人工的にある特殊な性質を持たせた光という意味みたいですね。
詳しいことは省略しますが、「単色光のレーザーは物質に吸収され、反応する」という性質を活かし、レーザー光を当てると、レーザーはその色素のみに反応して破壊することができ、周辺の皮膚を破壊しないため、細胞選択性の治療と呼ばれているようです。
  吸収されたレーザーは、光エネルギーを毛の中で熱エネルギーに変換して(太陽の光を虫眼鏡で集めると、黒い紙が次第に熱を持ち、火が付く実験を思い出しますね。)毛母細胞や毛乳頭の破壊に必要な65~70℃の熱を発生させることができるようです。

3.放熱基板材料の役割

レーザーが生み出されているところは、半導体レーザー又はダイオードレーザーといって、構造等は上手く説明できないのでご勘弁ください。
そのレーザーが発光されるところは、局所的にかなり高温になるようで、発光時には常に放熱させることが装置の寿命を延ばすために重要となります。
LD(レーザーダイオード)チップの近くに、熱伝導率が高くて、熱膨張係数がLDと同じくらいの材料があれば、その放熱の役割を果たすことができます。アライドマテリアルは、実はそのような放熱に役立つ材料を作っているメーカーなのでした。

4.まとめ

医療レーザー脱毛のお話しでしたが、いかがでしたか?

溶接ロボット
レーザーを使った装置には他に、手術などで使われるレーザーメスや自動車部品の溶接ロボットなどがあります。
それらにも弊社の放熱基板材料が使われていることを是非知ってくださいね。
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