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光通信関係の国際展示会(CIOE2020)に今年度も出展しました

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NEWS/ イベント情報/ 2020/10/26

昨年出展した光通信関係の展示会(CIOE)に、今年も出展いたしました。場所は前回と同じ中国の深センです。コロナウィルスの感染拡大により、世界中で展示会が中止、あるいはオンラインでの開催となりましたが、CIOEは無事に開催日を迎えることができました。今回はそのような状況下での当社の取り組みや当日の様子などについてご紹介します。

1. CIOEってどんな展示会なの?

CIOEは中国最大規模の光通信関係の展示会です。今回も例年通り9月の頭に開催されました。今回は会場が変更になり、より広い場所で開催されたことが大きな変化ポイントです。その展示会において、当社はさらにパワーアップしたヒートシンク製品を展示しました。Cu-Diamond(銅ダイヤモンド)を始め、複雑形状に加工が可能なCu-W(銅タングステン)、Cu-Mo(銅モリブデン)など、今世界中で注目が集まっている光通信用途のヒートシンクです。アライドマテリアルのヒートシンクは、熱伝導率が高く(熱が伝わりやすく放熱が早い)、高速・大容量通信用途に最適です。また、バリエーションが豊富で、周辺材料と熱膨張係数が近い(温度上昇に伴う膨張が同等で変形しにくい)ヒートシンクを選択することができます。

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2. コロナ禍での展示会ってどんなもの?

海外からの渡航規制の影響で来場者が半減し、国内市場向けが色濃い展示会となりましたが、中国の経済活動回復を反映して商談は活発に行われていました。当社も、日本から説明員を派遣することは出来ませんでしたが、現地とオンラインで繋いでリモート商談を行いました。ご来場いただいたお客さまのご質問に、日本側からリアルタイムにお答えする新たな取り組みです。この結果、昨年より多くのお客様に当社ブースへお越しいただき、具体的なお話も多数頂くことができました。リモートでも密度の高い展示会が出来ることを実感しました。

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3. なぜ今光通信が注目されているの?

今年はコロナ禍で、在宅で仕事あるいは学生の方であれば家でオンライン授業を受けられてる方も多いかと思います。その際に、PC画面への資料の反映が遅かったり、音声が聞き取りにくかったりしたことはありませんか?恐らく大半の方は経験したことがあると思います。それは、急激なインターネットのトラフィック(通信量)の増加が既存のインフラの容量を圧迫しているためです。そのトラフィックに対応するために、世界中で光通信網やデータセンターの増強が続いています。そこで活躍する光デバイスが最大限機能を発揮するためには、莫大な通信負荷がかかることによるデバイスの高温化を防ぐ必要があり、当社のヒートシンクは、デバイスの熱を効率よく放熱、パフォーマンスの低下を防ぎ、安定した通信を担保する重要な役割を担っているのです。

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4. まとめ

最後に一つだけ。今TV番組やCMなどでも頻繁に取り上げられる「5G」、皆さんもよくご存知だと思います。自動車の自動運転、地方での遠隔医療/介護、ARやVRコンテンツなどなど・・・。これらの実現のためには、電子情報を高速大容量で通信する5Gシステム(無線)が必要不可欠と言われていますが、実はこの分野においても光通信が必要とされています。この5Gのアンテナ基地局間を結ぶのが光通信網なのです。世界で5Gシステムの構築が行われると同時に、光通信の高速・大容量化への投資も盛んに行われています。コロナであらゆるものがリアルからリモートに置き換わっている現在。まだ人同士の距離は遠く感じますが、5Gが実現したらどのような世界になるのでしょう。リモートでもリアルと同じように特に不自由なく生活が出来る世界が待っているのでしょうか。これからますます便利になる未来、とてもワクワクしますね。



今回展示したヒートシンクについてもっと詳しく知りたい方は、下のリンクをクリックしてください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました😊

【執筆 K】

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